前回は、石丸氏の得票の傾向を、学歴と年齢の軸から分析してみました。今回は、蓮舫氏と終盤に注目を集めた安野氏の得票について分析します。
(前回はこちら)
ということで今回も結論から書いていきます。
前回同様、学歴(大卒・院卒比)と年齢(20~40代)人口比の相関係数をみると、それぞれの候補が、相関があることがわかります。
| 石丸氏 | 蓮舫氏 | 安野氏 | |
| 学歴 | 0.44 | 0.40 | 0.30 |
| 年齢 | 0.34 | -0.34 | 0.41 |
(学歴は年齢の影響を、年齢は学歴の影響を除いた偏相関係数。島部を除く)
注目すべきは、二点でしょう。
1点目、石丸氏と蓮舫氏の得票と、学歴・年齢の関係は似通っているということです。学歴との関係は全く同じで、高学歴なほど得票する傾向があります。年齢は同程度の相関ですが、方向性は真逆です。蓮舫氏は、負の相関になっていて、20代から40代の割合が多ければ多いほど、得票を逃す傾向がありました。
ここから言えることは、石丸投票者と蓮舫投票者の社会経済的環境は、とても近いということだと思います。同じ家族にいてもおかしくないでしょう。年齢と性別で傾向が異なるため、親は蓮舫氏に投票し子は石丸氏に投票する、兄は石丸氏に投票し、妹は蓮舫氏に投票するといったことが十分ありえるでしょう。
2点目は、石丸氏と安野氏は傾向が似ているが、石丸氏の得票は学歴の方が影響が強く、安野氏の得票は年齢の方が影響が強い、ということがわかりました。高学歴パワーカップルでテクノクラシー傾向の強い安野氏よりも、石丸氏の得票の方が、学歴の影響を受けているのは意外でした。石丸氏・蓮舫氏・安野氏の投票者は、結構近いところにいそうですね。
データ編



